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Re: おもしろSP測定

 投稿者:大分のTN  投稿日:2017年 6月18日(日)20時28分42秒
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  > No.442[元記事へ]

埼玉のTYさんへのお返事です。

先日,埼玉のTYさんの手法の簡易版を私のシステムにも適用してみました。
バッフル面から10cm程度の近接測定としましたので,床や壁の反射波とのS/N比が大きくとれます。すなわち無響室で近接測定した場合とさほど変わらない特性が得られます。

問題点はバッフルの回折等による影響も小さくなるため,1m前後で測定した場合と少々異なる特性になりますので,スピーカ補正の特性も少し変わります。ただし,インパルス応答時間窓を通常の場合より非常に長くとることも可能となりますので,特にウーファとミッドのクロス周波数が200Hz以下のような低い場合には大きなアドバンテージとなります。

参考までに私のシステムで10cm弱の距離で補正した場合と,60cmで補正した場合のf特の比較を図1に示します。両者の測定距離が15cmほど異なりますので反射波等の条件も異なり厳密な比較はできませんが,一見すると(b)の60cmで補正しその点での補正後のf特の方が(a)よりフラットで素直な特性に見えます。(a)では1kHz~3kHzでの凹凸と低域レベルの減少が見られます。

図2は,それぞれのf特からステップ応答を求めた結果をに示しています。この図での比較は一転して評価が逆になります。明らかに(a)の方が素直な応答特性を示しており,(b)はウーファとミッドにかなりの遅延時間があるようです。この測定では念のためにウーファを逆相でも測定していますが,(impulse)合成するとクロス付近で大きなディップが生じましたので,このクロス周波数ではウーファとミッドの位相は合っています。そうすると両者の遅延時間がこの周波数でほぼ2πに相当しているのかもしれません。

ということで,現在(数日前からですが)は埼玉のTYさんの手法を取り入れ,試聴位置におけるf特の大きな凸凹はPEQである程度補正して聴いています。

埼玉のTYさん,面白いアイデアをご披露頂き,ありがとうございました。




 
 

Re: 各種測定データの見方?

 投稿者:大分のTN  投稿日:2017年 6月18日(日)11時37分10秒
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  セプ太さんへのお返事です。

少し乱暴な書き方で,誤解を招く表現だったかもしれませんが,スピーカの特性については,我々は周波数特性を眺め評価の参考にしてきていました。一方,横軸が時間となるインパルス応答やステップ応答はあまり馴染みがなく,周波数特性と簡単に結びつけて評価することに慣れていません。

一般にステップ応答からは,そのシステムの応答する速さや収束する早さ(安定性),精度等がわかりますが,これらと「音」とは結びつけにくいですね。参考までに私のスピーカシステムを近接測定した周波数特性を上図に示します。

これは埼玉のTYさんが今年の2月に提案された測定法の簡易版で,バッフル面からマイクまでの距離はウーファが10cm, ミッドが8cm, トゥイータが9cm弱で測定しています。下図は上図のステップ応答で立下がり(何故か±が逆?)にその差の伝搬時間が現れています。

この例ではウーファとミッドはよく似た応答特性を示していますが,これにスピーカ補正やディバイダ等の処理が入ってくると,波形やタイミングがずれてきます。サブウーファを使われる場合には出音のタイミングが合っているかどうかは,通常,インパルス応答から判断しますが,ステップ応答でも確認できそうです。

位相特性はマイクに到達するまでの時間やPCもしくはHDP内での伝搬遅延を含めた時間で周波数に比例して遅れていきますので,通常あまり参考にしていません。
 

Re: 各種測定データの見方?

 投稿者:セプ太  投稿日:2017年 6月18日(日)08時33分41秒
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  > No.446[元記事へ]

大分のTNさんへのお返事です。

ありがとうございます。簡単に言うと各ユニットの発音タイミングくらいしか見れないと言う事なのでしょうか? スピーカーの基本性能を測れるのか?と想像していました。

次はフェイズレスポンスです。これはどうなのでしょう? 皆さんのシステムはどう言うデータが出るのか?興味あります。
 

Re: 各種測定データの見方?

 投稿者:大分のTN  投稿日:2017年 6月17日(土)22時26分37秒
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  > No.445[元記事へ]

セプ太さんへのお返事です。

セプ太さんが図で提示された「ステップレスポンス」は,インパルス応答で
時間窓を設定した後の周波数特性から計算されていると思われますますので,
短い期間しか再現されていないようです。(一定の出力が出るはずはないので)

ステップ応答は制御系の動特性を評価する際,有用な方法の一つです。
例えば上図のような周波数特性を有するスピーカの場合,ステップ信号を入力すると
多分下図のような応答波形が得られると思います(かなりアバウトですが)。

このステップ応答波形から周波数特性が少々改善具合を推し量るのはかなり
難しいように思われます。個人的にはマルチアンプ駆動の場合のタイムアラインメントの
チェック等に有用ではないかと思います。
 

各種測定データの見方?

 投稿者:セプ太  投稿日:2017年 6月15日(木)06時03分4秒
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  測定データの見方を教えてください。どうなっているのが理想的なのか?
先ずは「ステップレスポンス」です。この結果はどうなんでしょう?
 

Re: おもしろSP測定

 投稿者:大分のTN  投稿日:2017年 3月12日(日)15時41分8秒
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  > No.443[元記事へ]

埼玉のTYさんへ

大分のTNと申します。この度のTYさんご提案のSPユニット毎の測定法は,
通常のSPシステム(バッフル面)から一定距離における測定法と異り,
聴取ポイントから一定距離での測定となっており大変興味深い測定法です。

これはSPユニット自身の音圧,位相特性のキャリブレーションを前提とした
測定を行う上で,平面上に取り付けられたユニットから試聴ポイントまでが
等距離でない問題を解決するために有効な測定法の一つではないかと思います。

しかも各SPユニットからは近接での測定を行っていますので,床や天井,
壁からの反射音の影響がかなり低く抑えられ,測定結果(smoothing 0%)にも
表れているように無響室での近接測定に近いf特が得られますね。

これはインパルス応答に変換した際,結果的に時間窓を長くとれますので
低域までキャリブレーションを行う上で大変有利になります。

実際の測定では,SPシステムから聴取点までの距離とユニットの間隔が
わかっていれば,ユニットからマイクまでの必要な距離が関数電卓で計算
できますので,紐を使わずとも栗原さんがご指摘の

> ・SP測定時、「Display prompt in between drivers」にチェックを入れ

で測定時に時間を取れますので,マイクの位置をメジャーで測りながら
ゆっくりと測定が可能になります。

簡単な試算では,聴取点からマイクまでの距離2m,ユニット間隔20cm
の場合,マイクとユニットとの距離差はほぼ1cm程度になります。
(計算間違ってたらごめんなさい)

面白い測定法のご提案と実施報告,大いに参考になりました。
近々,私もトライしてみます。
 

Re: おもしろSP測定

 投稿者:埼玉のTY  投稿日:2017年 3月12日(日)08時46分5秒
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  > No.441[元記事へ]

Kurizz-Labo 栗原さんへのお返事です。

本日は御茶ノ水に行きたいのですが、都合がつきません・・・

ドライバーごとに一時停止して計測する方法を教えていただいたので、
丁寧に計測をし直してみました。写真1枚目の左側のように、計測対象
のドライバーを個々に吸音材で囲うようにして計測した結果、インパルス
応答は同上側のように、まるで無響室のようになりました。同下側は
smoothing 0%での周波数特性で、左右の差はほとんどありません。

キャリブレーションの下限周波数は2枚目の写真上側のように、なんと
30Hzに設定しました。部屋の特性で40Hzがリスニングポジションで大きく
膨らむため、40Hzで-5dBとなるようゲインの下限を設定しました。また、
高域側の補正範囲の境目でf特が滑らかにつながるよう、Automatic rescale
を外して手動でレベル調整しています(使わにゃ損々ですから)。一方、
クロスオーバーのスロープは欲張ってはいけないことがわかりました。
欲張ると、仕上がりのゲイン特性はフラットでも、群遅延特性に大きな
リップルが出てしまいます(補正フィルタ生成時にゲインと群遅延の
toleranceを設定できますが、これを満たすフィルタが作れないようです)。

今回はウーハー/ミッドのスロープを72dB/octにしました。これでもアナログ
だったら12次ですから十分ですね。Measurement windowの範囲との
兼ね合いもあるようで、12msまでとした場合に2枚目下側のように滑らかな
群遅延特性にすることができました。それでも群遅延(遅延)の補正は
100Hz程度までのようです。しかし、音楽の躍動感を与える周波数範囲は
すべて時間軸がそろうといったところでしょうか。

試聴の結果は、それはそれは・・・(喜)。
失礼いたします。

 

Re: おもしろSP測定

 投稿者:埼玉のTY  投稿日:2017年 2月25日(土)20時39分51秒
返信・引用
  > No.441[元記事へ]

Kurizz-Labo 栗原さんへのお返事です。

> ・SP測定時、下図の「Display prompt in between drivers」にチェックを入れて下さい。

あ、、、あるんですね。途中でPCをサスペンドして見たり、色々やって見ましたが、
これで問題の一つは解決です。頑張らなくてもよくなりました。
ありがとうございました。
 

Re: おもしろSP測定

 投稿者:Kurizz-Labo 栗原  投稿日:2017年 2月24日(金)20時56分20秒
返信・引用
  埼玉のTYさんへのお返事です。

> おもしろい(???)スピーカ計測法を試してみました。

・前回に引き続き、実践に基づくユニークで貴重な情報、ありがとうございます。
・今回は、DEQX測定法のブレイクスルーになるか!、という楽しいお話しです。
・多くの皆様からもぜひご意見を戴ければと思います。

・実は私自身、こんな(素晴らしい)方法があったの、というレベルにいます。
・少し時間を戴き、頭を整理して検討させて戴きます。

・その前に、取り急ぎお伝えしたいことがあります。
・下記の件ですが、

> ・(重要)DEQX Calibrationソフトは自動でWoofer→PC転送→Tweeter
>      →PC転送→Mid→PC転送の順で計測を進めてしまうので、
>      PCへ転送している隙にマイク位置を変更しなければならない。
>      そのため十分に予行練習しておいた方がよい。

・SP測定時、下図の「Display prompt in between drivers」にチェックを入れて下さい。
・各ユニットの測定が終わる毎に計測の進行がストップします。
・マイクを移動して次のユニットの測定準備が出来たらスタートして下さい。
・せっかくの予行練習の成果が・・・・スイマセン。

???? ???? ???? ???? ???? ????

・前回の楽器用のSPユニット(JBL E120-8)をオーディオ用として使いこなす術は見事です。
・今回のアイデアはこれを更に前進させるためのものと理解しました。
・好きなユニットを自分のシステムで活躍させ、目指す音が出たらこんな楽しい事はありません。

・改めて、多くの皆様からの実験レポートや使いこなし術のご紹介をお願い申し上げます。
・取り急ぎ、計測時の便利グッズについてのご紹介でした。

<スピーカー測定に於ける一時停止モード>
 

おもしろSP測定

 投稿者:埼玉のTY  投稿日:2017年 2月24日(金)18時27分1秒
返信・引用
  おもしろい(???)スピーカ計測法を試してみました。

1枚目の写真の左側はリスニングポジションのソファー後ろに脚立を立てかけ、
リスナーの頭の位置付近になる位置に荷紐を結んでいる様子を示しています。
この荷紐の他端をマイクスタンドに結ぶことで、リスナーの頭の位置とマイクの
距離を一定に保とうというものです。同写真の右側、あるいは2枚目の写真のように、
荷紐がたるまないように、かつ荷紐とマイクが平行になるようにしてスピーカー
ユニットの直近で測定をします。このようにすると、リスナーから各ユニット
までの距離が等距離となる位置で測定ができ、かつユニット直近なので部屋の
反射音を相対的に小さくできます(ほぼ直接音だけになります)。

3枚目の写真の上側はこのようにして計測したときのウーハー、ミッド、
ツイータのインパルス応答です。無響室で計測したように反射がほとんど
観測されません(あたりまえ?)。マイク位置はDEQXにおける通常の
測定法より理想に近いのではないかとも考えられます。

3枚目の下側は左右のウーハー、ミッド、ツイータの周波数特性を比較
しています。左右がかなり合致していますので、測定のばらつきはさほど
大きくないようです。もしかしてこれ、使えませんか?

計測に際しての注意点は

・リスナー頭位置の紐の始点が、引っ張っても動かないように固定する。

・伸び縮みがなるべくない紐を選ぶ。

・この紐を利用してリスナー頭位置から左右のスピーカまでの距離を
 あらかじめ精密にそろえておく。

・計測時は紐をたるませずマイクと紐が平行になるようにし、かつ、
 マイク先端がユニットの中央に向かうようにセットする。

・(重要)DEQX Calibrationソフトは自動でWoofer→PC転送→Tweeter
     →PC転送→Mid→PC転送の順で計測を進めてしまうので、
     PCへ転送している隙にマイク位置を変更しなければならない。
     そのため十分に予行練習しておいた方がよい。

・マイク位置の変更時間を確保するためには、なるべく低速なPCを利用
 するとよい。

・(重要)バスレフやダブルウーハーのように複数個所から音が発せ
     られるスピーカの場合、マイク位置によって測定結果が
     大きくばらつく。至近距離では何を測っているのかわからない
     ような結果になると思われる。基本的にはシングルウーハー・
     密閉ボックスしか適用できない。

前回、JBL E120の最低域を無理やり伸ばすためにCR回路を入れた試みを
報告させていただきました。これでもスピード感はかなり良い感じですが、
やはりCR回路がない方が超高速という感じで、その印象が忘れられません。
(群遅延が小さくとも、遅延はそれなりに大きいからでしょうか?)

CRを取り去りDEQXのイコライザー(PEQ)で調整する手もありますが、
これですと遅延特性は大差ないと思われます。そこで何としてもスピーカ
キャリブレーション(FIRフィルタ)で低音を引っ張ってやりたくなりました。

低域までキャリブレーションするには反射が無視できる環境でスピーカ計測
をする必要がありますので、広大な空間か無響室が必要です。反射を含んだ
データで無理やり低域までキャリブレーションをかけると聴感上、非常に
騒がしい音になるようです。とりあえず、上記の方法で計測し、18msまで
無反射としてキャリブレーションをかけてみましたが、聴感上はよさそう
です(これはあてになりませんが)。

システムとしてはこれから時間をかけて追い込む必要がありますが、
脈はありそうです。

ご興味がある方に是非お試し頂き、問題点や改善点について
ディスカッションできればと思います。

Kurizz-Labo様、脈があるようでしたらブラッシュアップを
お願いいたします!

よろしくお願いいたします。
 

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