大分のTNさんへのお返事です。
(TNさん)→ クロスオーバーのみの設定で聴き続けるのは意味がないことになりますね。
(TNさん)→ DEQXに投資した価値を時々再認識する上でクロスオーバーのみの 設定もしておきたい・・・
・確かに完成したシステムて音楽を楽しんでいる時にクロスオーバーのみの設定に切替はしませんね。
・でも、たまには現状の素晴らしさを追認するため、あえて聞いてみるのも安心感につながります。
■ そこで、クロスオーバーのみの設定で帯域バランスを整える簡単で便利な方法をご紹介します。
・下図をご覧下さい。(ここでは、Profile 0にクロスオーバーのみを設定)
・スピーカー補正フィルターはDEQX Contorol Panel下部の「Filter」タブで見ることができます。
(表示されない場合はメインボリューム下部の「Download」ボタンを押して下さい)
・グラフからMidとTweeterのレベルがゲイン「0」に対してどの程度の差があるかを読み取ります。
・図ではMidが3.5dB、Tweeterが5dB程低くなっているのが判ります。
・この値をContorol Panelの出力レベル(図1の上側)に入力します。
・次に補正の有無のプロファイルを切り替え(リモコン)ながら音量の違いを探ります。
・音量差の調整は先ほど設定した値に対して相対値を保ったまま全チャンネルのレベルを増減します。
・例えばProfile 0 の方がかなり大きければ全体を6dB程度下げてみます。
・図の場合ならLowを-6dB、Midを-9.5dB、Tweeterを-11dBにセットすることになります。
・ただし、この場合の音量の違いには本質的な落とし穴があります。
・レベルと同時に音質が異なる補正の有無を比較して音量感を完全に一致させることは不可能です。
・極端に言えば同じ曲でも切替のタイミング(演奏内容)で音量感が異なります。
・音質を確認するための比較試聴は愛聴盤の中の一曲で行うのが現実的かもしれません。
・私はクロスオーバーのみの設定(Profile)を必ず作ります。
・TNさんが言われる通り「投資した価値を時々再確認して頂きたい」と、思うからです。
Kurizz-Labo:栗原
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